製品ガイド / 地震関連
S100計測震度計
- 製品について
- 仕様
概要
S100計測震度計は、地震発生時最初に到達する初期微動(P波)を検知し、その後到達する「強い揺れ」である主要動(S波)の到達を事前に知らせることで「揺れる前に知る」ことを実現します。
初期微動検出(ナウキャスト地震情報)には、(財)鉄道総合技術研究所と気象庁による共同特許であるB-Δ(デルタ)法と主成分分析法を採用し、緊急地震速報の発信情報のほか、新幹線早期地震警報システムの検出部として活用されています。
計測地震計としての機能を持ち合わせており、±3000galまで計測できる3軸加速度計を使用した地震動観測機器です。
初期微動検出(ナウキャスト地震情報)機能による情報のほか、揺れの加速度と周期から「震度」を算出し、算出された震度を装置前面の液晶画面に表示すると同時にIP通信等で情報発信することができます。
地震解析のための波形を選択して収録することもできます。
特長
- B-Δ法+主成分分析法による、ナウキャスト地震情報(「推定震度」「推定マグニチュード」「震源距離」「到達時間」)の演算が可能 (ナウキャスト地震情報を有効に活用いただくためには設置条件などがあります)
- ナウキャスト地震情報は外部出力(イーサポートのみ)と接点出力が可能
- 気象庁が定める震度0~震度7の震度階級を正確に算出(気象庁検定取得可能)
- 地震終了と同時にIP通信や既存の回線を利用して震度情報を発信
- 計測震度によるアラーム接点の出力 (ナウキャスト地震情報と並行使用不可)
- Telnet、FTPの標準プロトコルによるメンテナンスが可能
仕様
計測部
| センサー形式 | フォースバランスサーボ型加速度計 |
|---|---|
| 測定範囲 | 0~±3000gal |
| 分解能 | 24bit |
| サンプル周期 | 100Hz |
| 出力形式 | RS422シリアル出力(38.4kbps) |
| 防水性 | JIS C0920保護等級7 |
| 外形寸法/重量 | 約φ200×130mm/約5kg |
| 環境条件 | 温度-10~+50℃ |
処理部
| ナウキャスト機能 | 演算方式:B-△法+主成分分析法 算出データ:震源方位、震源距離、マグニチュード、発振時間 |
|---|---|
| 震度算出 | 震度問題検討会答申のアルゴリズム(気象庁方式) |
| 算出データ | 地震検出時間、震度階級、計測震度、成分別最大加速度、成分別卓越周期、SI値ほか(注:算出項目は設定による場合あり) |
| 表示 | 5.7インチ カラーLCD(タッチパネル機能付き) |
| 印字 | 紙幅112mm 感熱ラインドット方式 |
| データ収集 | 震度情報500件、保守情報200件、通信ログ100件ほか |
| 波形収録 | コンパクトフラッシュカード128~512MBに収録、2MBにて圧縮波形50分以上 |
| 通信機能 | イーサポート(100BASE-TX・10BASE-T/RJ-45)×1(ホスト通信) RS232C×2(検定用、外部モデム用/垂れ流し:表示盤用出力/専用コネクタ) |
| 接点出力 | 3接点(a接点 DC30V/1A以下) (制御はナウキャスト地震情報または計測震度計による) |
| 警報出力 | 警報音による(地震時、障害等発生時) |
| 内部時計精度 | ±0.1秒以内(GPS) |
| 停電対策 | 外部UPS等で対応 |
| テスト機能 | 計測部・処理部のセルフテスト |
| 電源 | AC100V±10%、最大70VA以下 |
| 外形寸法/重量 | 約W430×H250×D135mm 約12kg |
| 環境条件 | 温度-10~+40℃、通電時90%RH以下 但し結露なきこと |
| オプション | 品質管理センサ、計測部保護カバー、震度表示盤(確定震度のみ表示)、UPS、ラックマウントアダプタ、記録紙 |