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高層気象

CPSゾンデ

概要

CPSゾンデ

GPSラジオゾンデに雲粒子センサ(CPS)を接続して、“雲の直接観測”が可能です。通常の気温、湿度、高度、風向、風速に加え、雲粒子の鉛直分布の情報を得ることができます。センサからの出力は、1秒毎の浮遊粒子のカウント数、散乱光強度、および偏光度です。これらの信号は、それぞれ雲粒子の数密度、粒径、および雲の相(水雲・氷雲)に対応します。
CPSゾンデは、小型・軽量で簡易ゾンデ受信システム(400MHz帯)に対応しており、雲の微物理特性の研究や火山灰のモニタリングなどの分野での利用が期待されます。

特長


  • 地上から成層圏中層までの細かい雲の鉛直分布が観測可能

  • 小型・軽量(約320g)のため、観測前の準備作業が少なく取扱いが容易

  • 簡易GPSゾンデ受信システムRD-08AC、観測処理ソフトウェアMGPS-Rに対応