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低高度宇宙通信実験システム(納入事例)

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概要

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本装置は、低高度宇宙域(地上から30~50km)を観測する大気球に搭載された各種観測機器及び実験装置からの電波を自動追跡受信し、テレメータ信号を復調するとともに大気球に向けて各種コマンド信号を送信し大気球の制御を行うものです。又、収容形態は観測の機動性を考慮して国際規格の海上コンテナを使用しています。

用途

常設の基地局であった宇宙科学研究所三陸大気球観測所とネットワークを形成し、観測の補助を行っていました。又、国内各地あるいは海外に移動して実験を行う場合の基地局として現在も運用されています。

特長

  • 収容体が国際規格の海上コンテナなので国内はもちろん海外への移動が容易です。
  • ISDN公衆回線又はアナログ公衆回線にて遠隔制御監視ができます。
  • 商用電源が停電しても発動発電機が自動的に立ち上がり観測を続行します。
  • GPS装置を装備しているので自己位置を自動的に知ることが可能です。
  • 空中線装置の水準規正は傾斜計の測定値により補正計算を行うので機械的水準規正が不要です。

本装置は1996年に納入しています。

仕様

アンテナ 1.8mφパラボラ、モノパルススイッチング方式
受信周波数範囲 1660MHz~1700MHz
最大駆動速度 6°/sec以上
可動範囲 EL:-6°~+92°以上、AZ:360°エンドレス
駆動部昇降機 コンテナ天井開口部を通じて屋上へ駆動部を昇降できる。
受信機能 2波同時受信可能
広帯域受信系 受信範囲:5MHz~1700MHzの受信機を有する
気球データ復調系 気球データ(モデム1200bps及びSDLC)の復調
観測データ復調系 観測データの復調及び記録、ITV信号の記録及びモニタ
気球制御系 気球制御コマンドを70MHz帯のコマンド送信装置にて送信するとともに送信された信号の受信モニタができる。
測距送信復調系 測距信号のアップリンク:コマンド送信部を通して行う
測距信号のダウンリンク:観測データ系を通して受信復調を行う
移動無線管制系 GPS信号を受信し位置データ及び時刻データを出力する
遠隔制御・データ管理系 下記のシステムにて構成される
移動観測室ネットワーク制御装置
ローカル・遠隔制御監視装置
三陸観測所・遠隔制御データ監視装置
遠隔制御監視ソフトウエア
非常用発動発電機 ディーゼルエンジン、定格出力8kW以上、停電感知機能付き
外部商用電源 AC100V、AC115V、AC200V及びAC240V
50/60Hz電圧は切換使用可能
寸法・質量 2591(H)×2438(W)×6058(D)mm (輸送状態にて)、6.5ton以下

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