高層気象
GPSラジオゾンデに雲粒子センサ(CPS)を接続して、“雲の直接観測”が可能です。通常の気温、湿度、高度、風向、風速に加え、雲粒子の鉛直分布の情報を得ることができます。センサからの出力は、1秒毎の浮遊粒子のカウント数、散乱光強度、および偏光度です。これらの信号は、それぞれ雲粒子の数密度、粒径、および雲の相(水雲・氷雲)に対応します。
CPSゾンデは、小型・軽量で簡易ゾンデ受信システム(400MHz帯)に対応しており、雲の微物理特性の研究や火山灰のモニタリングなどの分野での利用が期待されます。