高層気象
GPSラジオゾンデは、地上から上空約35kmの風速・風向・気圧・温度・湿度などの気象データを観測します。風速・風向・気圧は、GPS測位技術により取得された移動速度と高度をもとに演算されます。1秒毎の観測データは、デジタル信号化後、地上受信システムへ伝送されます。
温度センサは配置・取付手法の最適化、湿度センサは高い応答特性を持つ新センサの採用により、高精度の温湿度計測を実現しています。また小型・軽量化は、運用コスト削減・安全性の向上に加え、飛揚時の振り子運動や筐体の熱的影響を最小化し、温度・風計測の高精度化にも貢献しています。