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高層気象

放射能ゾンデ

概要

放射能ゾンデ

放射能ゾンデは、GPSラジオゾンデに放射線センサを接続して使用します。通常の気温、湿度、高度、風向、風速に加え、β線とγ線の強度の鉛直分布を測定します。放射線センサとして2種類のガイガー・ミューラー管(GM管)が使用されています。
β線とγ線の強度は1秒毎のパルスカウント値として出力されます。
Cs-137の放射線であると仮定することで、パルスカウントをmR/hへ変換することもできます。ゾンデ受信システムRD-08ACに対応しており、定期的な大気中の環境放射能観測や緊急時の放射性物質のモニタリング、放射線や雷現象の研究などに使用されています。

特長


  • 地上から成層圏中層までの細かい放射強度(β線とγ線)の鉛直分布が観測可能

  • 簡易GPSゾンデ受信システムRD-08AC、観測処理ソフトウェアMGPS-Rに対応

  • オプションでスペクトル測定機器を接続し、512chのγ線スペクトルデータも測定可能(1分毎)