気象の背景画像

高層気象

CO2ゾンデ

概要

CO2ゾンデ

世界初のCO2ゾンデは、天候に左右されることなく、低温低圧の環境下でも、CO2濃度の鉛直分布を正確に計測できます。非分散赤外線吸収法(NDIR)のセンサーを採用することで、準備・運用が容易かつ低価格化を実現しました。放球されたCO2ゾンデは約4m/sで上昇し、取り込んだ外気と搭載した2種類の標準ガスを切り替えながら計測することで、高度10kmまで約300mの鉛直分解能でCO2濃度を1ppm程度の精度で得ることができます。
衛星(GOSATなど)によるリモートセンシングや航空機のCO2計測との比較や、森林のCO2吸収・排出量の評価などに用いられています。

特長


  • 全天候型、昼夜問わずいつでもどこでも正確なCO2濃度計測が可能

  • 地上から上空約10kmまでの大気中のCO2濃度鉛直分布を計測

  • 簡易GPSゾンデ受信システムRD-08AC、観測処理ソフトウェアMGPS-Rに対応

  • 観測システムがシンプルなため熱帯雨林などの僻地や離島でも観測が可能