高層気象
世界初のCO2ゾンデは、天候に左右されることなく、低温低圧の環境下でも、CO2濃度の鉛直分布を正確に計測できます。非分散赤外線吸収法(NDIR)のセンサーを採用することで、準備・運用が容易かつ低価格化を実現しました。放球されたCO2ゾンデは約4m/sで上昇し、取り込んだ外気と搭載した2種類の標準ガスを切り替えながら計測することで、高度10kmまで約300mの鉛直分解能でCO2濃度を1ppm程度の精度で得ることができます。
衛星(GOSATなど)によるリモートセンシングや航空機のCO2計測との比較や、森林のCO2吸収・排出量の評価などに用いられています。