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高層気象

ドロップゾンデ受信システム

概要

ドロップゾンデ受信システム

本システムは、ドロップゾンデを用いて、高層大気の鉛直プロファイルを計測する高層気象観測機器です。ドロップゾンデは、航空機から投下され、大気の温度、湿度、気圧及びGPS情報を送信します。航空機に搭載された受信システムで、この各データを受信、復調し、伝送データを可視的に表示します。
明星電気のドロップゾンデ(iMDS-17)は、従来のドロップゾンデよりも、軽量化を図り、航空機からパラシュートなしで落下させ、データを取得することができます。パラシュートがないことで、航空機のシューターからの発射を容易にしています。

※名古屋大学宇宙地球環境研究所と共同開発

特長


  • 従来より軽量化されたドロップゾンデ(iMDS-17)を採用し、パラシュートを使わず、自由落下での観測が可能。パラシュートが観測に影響を及ぼすリスクがなくなります。

  • ゾンデストレージボックスを使用することで、ドロップゾンデの投下前に、センサの健全性を確認できます。

  • 電源投入後、航空機内では送信出力を最小限に抑え、搭載する気圧センサの気圧値、および受信したGPS情報を利用し、航空機から落とされたことを自律判定して送信出力を増加させます。

  • 専用のドロップゾンデ観測ソフトは、ソフトウェアの起動から約5分で観測準備ができます。観測前から、観測終了までのデータを航空機内で確認可能です。

  • 本システムは、WMO気象電報を出力する機能を備えています。1秒値データ出力のCSVファイルとTEMP DROP(FM37)を出力可能です。