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高層気象

GPSラジオゾンデ RS-11G

概要

GPSラジオゾンデ RS-11G

GPSラジオゾンデは、気球と組み合わせて上空に飛ばし、高層気象を観測する装置です。風速・風向・気圧・温度・湿度というさまざまなタイプの気象データを計測します。風速・風向・気圧は、GPS測位技術により取得された移動速度と高さをもとに演算され、温度・湿度は、それぞれ専門的に校正されたサーミスタ、静電容量湿度センサにより算出されます。1秒毎/0.5秒毎のサンプルデータは、地上受信設備へ400MHz帯の無線で伝送されます。
RS-11Gにおける温度センサは、センサの取付位置の改善で、より高い計測精度に改善されています。また、湿度センサも、より高応答速度のセンサを搭載しています。本体の軽量化により、バッテリを含めた重量が85gを実現し、地上への偶発的な落下時に対して、安全性を向上しています。
RS-11Gは国内外の気象局、大学・研究機関、民間気象会社など広く使用されています。

特長


  • 高層気象観測向けに高精度な温湿度センサに改善

  • リチウム電池1個により、約3時間の観測と操作を簡素化

  • SBAS方式でのGPS測位により、高度な計測を実現

  • ETSI(EN302 054 V1.1.1)適合規格による高い安定性を備えた送信機

  • 16bitのA/D 5チャンネル及びシリアル入力により幅広い外部センサに対応

  • 簡易GPSゾンデ受信システムRD-08AC、観測処理ソフトウェアMGPS-Rに対応