高層気象
GPSラジオゾンデは、気球と組み合わせて上空に飛ばし、高層気象を観測する装置です。風速・風向・気圧・温度・湿度というさまざまなタイプの気象データを計測します。風速・風向・気圧は、GPS測位技術により取得された移動速度と高さをもとに演算され、温度・湿度は、それぞれ専門的に校正されたサーミスタ、静電容量湿度センサにより算出されます。1秒毎/0.5秒毎のサンプルデータは、地上受信設備へ400MHz帯の無線で伝送されます。
RS-11Gにおける温度センサは、センサの取付位置の改善で、より高い計測精度に改善されています。また、湿度センサも、より高応答速度のセンサを搭載しています。本体の軽量化により、バッテリを含めた重量が85gを実現し、地上への偶発的な落下時に対して、安全性を向上しています。
RS-11Gは国内外の気象局、大学・研究機関、民間気象会社など広く使用されています。