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水晶式水位計(QWP型)

概要

水晶式水位計(QWP型)

水晶式水位計は、当社の永年にわたる水晶応用技術の研究から生み出され、多数の納入実績を有する高精度、高信頼性型水位測定装置です。

水圧を水晶で感知し、水位に比例した周波数信号で出力する本水位計は、現存する水位計のなかでは、最も精度の高い水位計のひとつであり、現場取付の容易性ともあいまって、ダム水位計、河川水位計、ダム漏水計、潮位計、サージタンク水位計など幅広い分野でご使用いただいております。

データは、デジタル、アナログ、メモリパックなど多様な出力が用意されていますのでテレメータ用、ダム諸量計算用、現場記録用として、お客さまの管理目的に必要なデータ形態で対応が可能です。

特長


  1. 高精度
    センサは水晶による圧力検知方式のため直線性が極めて良く、高精度で水位が計測できます。センサの出力信号は周波数信号のため、ケーブルの特性劣化や電源変動による影響を受けることがほとんど無く長期間にわたり安定した精度で計測できます。

  2. 水位設定容易
    水位設定がテンキーで簡単にできますので現場での水位設定が容易です。

  3. データ平均処理
    水位データは移動平均処理を行っており、且つ、平均時間は変更可能なため(※)計測現場に合った平均処理ができます。(※)オプション

  4. 取付容易
    センサは細型(直径65mm)ですから従来のような大型ウェルを必要としません。しかも傾斜面にセンサが取付けられるため取付場所の選択が多様になります。取付工事は費用が少なく容易になります。

原理

水晶の結晶体から薄くカットしてつくった水晶振動子は、圧力に応じて周波数が変化する性質をもっています。水晶水位計は水晶振動子のこの性質を利用して水圧を測定し、水位を求める圧力式水位計です。

水位計センサには、二枚の水晶振動子が用いられ、その一枚には水圧により伸張力が加わり周波数が高い方へ、他の一枚には大気圧が導入されて圧縮力が加わり周波数の低い方へ変化するようになっています。センサ信号はこれらの両方の差の周波数信号で出力されます。
水圧と大気圧の差圧を測定していますので大気圧変化の影響を受けない精度のよい測定ができます。